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どんな人をイメージしている?

夫は私が思っていたより、ずっと勤勉な人だったからだ。朝も早く起きるし、クタクタ長椅子に横たわったりもせず、家ではけっこう無口である。とくに大学の教師になってからは、外でさんざんしゃべらなくてはならないためか、家ではひとりで書斎にこもっていたいようだ。けれども、夫婦で高め合おうというガッツに欠ける点では、私たちは一致している。長椅子干し柿派の妻としては、それだけで満足である。自堕落にぼーっとしていたい私としては、家庭を議論の場にされてはかなわない。もちろん、世の中には夫婦で高め合うことを目指す結婚もある。それはそれでいい。皆が皆、私のようにすぐに「だるい」と言ってばかりでも困る。だるくない人はだるくない結婚を目指すべきだ。理想の結婚とは「お互いの理想が一致した結婚」のこと思うに、結婚というのは、かなり懐が深いものなのだ。おそらくあなたの理想を超えるものだろう。私のように寝そべることばかり考えている女でも、また、天下国家について本当に真面目に考える人も、そして勤勉さをモットーに暮らす人も、皆、とりあえずは結婚という枠からはみ出さずに、その生活を送っているのだから。だからこそ、「自分みたいに怠慢な人間は結婚なんて無理だ」とあきらめることもないし、「私はちょっと真面目すぎるから」と、躊躇する必要もない。カウチポテト族も、キャリア志向の人も、相手しだいで居心地のいい結婚を続けられる。ただ、できることなら、夫には寛大な人を選びたい。妻が寝そべっていても、頑張っていても、それを受け入れる柔軟さがある人だと、妻は生きやすい。さもないと、あなたは「だるい」と言いつつ、長椅子から身を起こしたり、「もっと仕事をしていたいのに」と思いながら、家路を急いだりしなくてはならなくなる。これって、けっこうしんどいものだ。もちろん、相手に何もかも認めろというのはムシのいい話だ。だから、これだけは譲れない、ここだけは許してほしいという点を1つか2つ強調しておこう。私の場合は、「だるい」と言いつつ、クタクタすることを許してくれる人なら、それでよかった。私の理想の結婚相手は、カウチのような人ということになる。あなたはどんな人をイメージしているのだろう。

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