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ファッションの最先端を走り続ける

ガービー系、ボーイッシュ系、ウェイフ系などトレンドを追いかけることさえもトレンドになり得る。世界第五位の広告会社であるユーロRSCGワールドワイドは、二〇〇一年八月に発表した研究報告書で、「トレンドはすたれた」と宣言している。その研究によると、若い消費者の人気アイテムは、ボディーグリッターやパイロットーサングラスといったトレンディものから、真珠やオードリー・ヘプバーン風のサンダルのようなクラシックなスタイルのものに変わりつつあるそうだ。でも、そうなるとそれ自体がトレンドなのでは?トレンディさというと10代の少女たちが思い浮かぶ。だが、ファストーフードならぬファストーファッションが与えてくれる手っ取り早い満足感に引きつけられるのは、ある特定のタイプばかりではない。自分は関係ないと思っている人も含めて、私たちみんながトレンドの影響を受けているのだ。たとえば、社会的に受け入れられるネクタイの太さやラペルの幅、Tシャツのくきちんと感」、その時点で市場に出回っている配色と生地(たとえば、一九七〇年代は茶とオレンジのポリエステルだった)。ネオンーカラーのアンクルーソックスやバブルースカート、男性用マニキュアといったいかにもはやりものっぽいものでなくても、トレンドはトレンドである。「シャイで目立ちたくない人々は、無理をしてでもファッションの変化に合わせなければなりません。さもなければ、浮いてしまって、逆に注目を集めることになってしまうからです」。『広告、流行、消費者文化』の著者アーサー・エイサーバーガーが言う。「反対に目立ちたい人のほうは、注目の的になれるよう、ファッションの最先端を走り続けるのです」。