スチール缶とアルミ缶の大半は市町村の分別収集によって回収されているが、二〇〇一年のスチール缶のリサイクル率は八五・二%、アルミ缶リサイクル率も八二・八%に達している。さらに、スチール缶とアルミ缶はともに回収後有償で売却することができることから、「容リ法」で定められた事業者の再商品化義務が免除されている。スチール缶とアルミ缶は長い間、飲料容器の市場のシェア争いを演じてきたが、図19にあるようにアルミ缶がスチール缶のシェアを奪ってきた。それでもまだ二〇〇一年の生産本数では一七六億本のスチール缶が一七四億本のアルミ缶をかわして、かろうじて首位を守っていたが、翌二〇〇二年にはアルミ缶が前年比で二、三%増えたのに対し、スチール缶は一割前後減ったことから、逆転した。他方、飲料容器の市場では新顔のペットボトルが一〇〇億本前後にまで拡大している。