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時代とともに変わるテスト内容

自動車技術の進歩とともに、テスト内容の重点も刻々と変わってくる。それ以上に、自動車が社会的商品といわれることから分かるように、時代ごとのユーザーのニーズに応えられるように、テスト方法が時々刻々と変わっている。もちろん、自動車の販売に当たってはカタログが造られ、サービス工場向けの詳しい構造説明書も出版されるので、これらに書かれているスペック(仕様)については、改めてテストをする必要もない。しかし、実用上の要求から見れば、カタログに記載されたエンジン単体の出力、それも日本の規準では冷却ファンを外しマフラーや触媒装置もない条件での出力よりも、駆動車輪が路面上で車体を前進させるときの馬力、すなわちロード・ホースーパワーの方が大切であり、たいていの場合カタログ値の七〇パーセント程度になっている。

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また車体寸法も同様に、全長や全幅などよりも、ドアを開いたときの張り出し幅や、エンジン・フッドを開いたときの高さなどの方が、ガレージの設計では大切である。室内寸法ではシート関係やトランクの寸法や容量などのデータがほしい。もちろん自動車は走るための機械であるから、加速性能や最高速度から燃料消費率などのテスト結果も知りたい。とくにハンドリングやプレーキングの性能については、カタログでは皆無に等しく、テスト結果のデータとテスト・ドライバーのフィーリングとも照合して、はじめて価値あるレポートとなるわけである。