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新しい材料である赤色が登場

1907年に英国のヘンリー・ラウンドが「炭化珪素」で発光させたが、あまりにも暗く、その試みは忘れ去られた。1920年代には、蛍光体にも使われる「硫化亜鉛」に銅をドープさせた組成が試みられているが、これもまた実用にはほど遠いものであった。現在につながる発光ダイオードの半導体材料Pとの歴史は1950年代に始まるが、初期の発光ダイオードは液体窒素温度(マイナスー95)に冷やさなければ発光しなかった。効率が上がり、室温で発光できるようになった1960年代の初めに、最初の実用的な発光ダイオードとしてoQと系の発光ダイオードが市販されていく。ただし、発光波長は950ナノメートルで、眼に見えない赤外線であった。可視光領域の実用となる最初の発光ダイオードは、1960年代になって登場した「赤色(波長655ナノメートル)である。続いてGaPによる赤色の発光ダイオードが実用化された。しかし、これらはまだまだ効率が低いものであった。1970年代になって、効率も上がり黄色、緑色、根色も実現したが、信頼性はまだ低く、応用も電卓やデジタル時計の表示などに限られていた。1980年代になると、新しい材料である赤色が登場した。