インナーとカーディガンをお揃いのニットで組み合わせたアンサンブルニット。もうその便利さは説明するまでもないとは思いますが、今一度確認のため。そしてこれ以上着回しのきくものはない、というほどの究極の組み合わせをお教えしましょう。大前提として、四パターンで着ることが条件です。(1)基本のアンサンブルとして。(2)一枚のカーディガンとして、カジュアルにもエレガントにも応用。(3)中のニットを、ジャケットやシャツのインナーとして。(4)中のニットを一枚で。これだけ着回せれば怖いものはありません。ではどんなデザインが着回しに効くのでしょうか。大きなポイントはYネック同士の組み合わせであることです。一昔前のアンサンブルといえばタートルネックにカーディガンでした。けれども今は首回りをすっきり見せたほうが女らしさをアピールできます。カーディガンに関しても、前ボタンを留めて着ることはほとんどないので、開けているときにVネックのほうがスマートに着こなせます。また中のニットのデザインについてですが、一枚で着ることを条件にしているので中は半袖がいいと思いこんではいませんか?実はこれが野暮ったさの原因。なぜならばいまどきのカーディガンは袖回りにゆとりのないデザインなので、半袖ニットにカーディガンを合わせるとカーディガンの袖部分に「段」がついてしまいます。これを「布地のアタリがでる」というのですが、決してお洒落とはいえない代物です。残る選択肢としてはノースリーブ。キャミソールまでいってしまうと今度は露出が激しくて一枚で着られなくなってしまうので要注意。冬、オフィスの中が暖房の効きすぎで暑かったり、季節の変わり目で朝・晩の寒暖の差が激しかったり、とカーディガンを脱ぎたくなることも多いもの。温度調節のために脱ぎ着ができることもアンサンブルニットの魅力ですが、そんなときに堂々と中のニットだけでいられるように、タンクトップもしくは肩ぎりぎりまで身頃のあるシェルトップといわれるタイプを選んでください。